こんにちは!今日は、「インターネットの進化」をテーマにお話しします。普段、何気なく使っているWebの世界には、Web1.0、Web2.0、Web3.0という3つの時代があります。それぞれどんな特徴があるのか、どんな革新的サービスが登場したのか、そしてどうやって私たちの生活を変えたのか、わかりやすくお伝えしますね。
Web1.0:読み取り専用の「静かなるインターネット」
まずは1990年代初頭からの話です。インターネットは、もともと大学や研究機関の間で情報を共有するために作られました。この世界を作り上げた一人が、イギリスの科学者ティム・バーナーズ=リー。彼は、情報を結びつける「ハイパーテキスト」の仕組みを考え出し、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)の基盤を作りました。
- サイトは読み取り専用で、ただ見るだけ。
- ページは静的なHTMLで作られていて、デザインもシンプル。
- ユーザー同士の交流はほぼなし。
たとえば、1990年代に登場した初期のYahoo!やGoogleを思い浮かべてください。検索したら静的なページが出てくるだけで、そこにコメントを書いたり、自分の意見をシェアする機能なんてありませんでした。
- 初期のAmazon: 本屋さんで買うのが当たり前だった時代に、オンラインで本を注文する仕組みを作り、小売の世界に革命を起こしました。
- Yahoo!: 数え切れないほどのWebページをカテゴリー別に整理し、インターネット初心者でも情報を見つけやすくしました。
Web2.0:みんなが参加できる「共有とつながりの時代」
次に登場したのがWeb2.0です。時期としては2000年代の中頃ですね。この頃、インターネットの使い方がガラッと変わりました。Web1.0が「読むだけ」だったのに対し、Web2.0はみんながコンテンツを作り、共有できる時代になったんです。
技術の進化
- AJAX(非同期通信)という技術が登場し、ページをリロードせずに内容を更新できるように。
- JavaScriptが進化し、Webページが動的に操作できるように。
特徴
- 双方向性(読み書き可能): ユーザーが自分の投稿やコメントを公開。
- ソーシャルメディアの誕生: FacebookやTwitterが登場。
- スマートフォンと相性抜群: モバイルインターネットが急成長。
破壊的サービス
- Facebook: 世界中の人々をオンラインでつなげるサービスを提供しました。「友達リクエスト」や「いいね!」は、もう当たり前の文化ですね。
- YouTube: 誰でも動画をアップロードして共有できる時代を作り、テレビ業界を揺るがしました。
- Uber: 従来のタクシー業界に挑み、アプリで移動手段を手配する便利さを提供しました。
Web2.0の課題
ただし、この時代には中央集権型の問題が出てきました。FacebookやGoogleなど、一部の大企業が膨大なデータを管理し、プライバシーやセキュリティの問題が浮上しました。
Web3.0:分散型で自由な「ユーザーが主役の時代」
そして、今話題のWeb3.0です。ここでは、「読み・書き」に加えて、所有の概念が登場します。Web3.0の基盤となるのがブロックチェーン技術です。この仕組みにより、中央のサーバーに頼らない分散型インターネットが実現します。
ティム・バーナーズ=リー再び登場!
実は、彼はWeb2.0時代に大企業がインターネットを支配していく状況を憂慮していました。そして、自分が目指した「自由で分散型のインターネット」を取り戻すため、Web3.0の思想に賛同しています。
特徴
- データの所有権はユーザーに: 例えば、あなたがSNSで書いた投稿や写真は、あなた自身のものとして管理されます。
- スマートコントラクト: ブロックチェーン上で動くプログラムが、人間を介さずに契約を実行。
- トークンエコノミー: Web上の活動に応じて報酬がもらえる仕組み。
破壊的サービス
- Ethereum: アプリケーション(dApp)を作るための分散型プラットフォーム。仮想通貨だけでなく、金融やゲームの分野にも応用されています。
- NFTマーケットプレイス(例: OpenSea): デジタルアートや音楽など、デジタルコンテンツに唯一無二の価値を付与。
- 分散型金融(DeFi): 銀行を介さず、ユーザー間で金融取引を行える新たな仕組み。
Web3.0の課題
- 難解さ: 仮想通貨やウォレットの知識が必要で、初心者にはハードルが高い。
- 規制の未整備: 詐欺やトラブルへの対策がまだ不十分。
Web1.0、2.0、3.0の違いをざっくり表にすると…
特徴 | Web1.0 | Web2.0 | Web3.0 |
---|---|---|---|
機能 | 読むだけ | 読む+書く | 読む+書く+所有 |
技術 | 静的HTML | 動的Web技術(AJAXなど) | ブロックチェーン、スマートコントラクト |
破壊的サービス | Yahoo!, Amazon(初期) | Facebook, YouTube, Uber | Ethereum, OpenSea, DeFi |
課題 | コンテンツが古くなる | 中央集権的な支配 | 知識のハードル、規制の不透明さ |
まとめ:あなたもWeb3.0の未来を探求しよう!
Web1.0が「情報をみんなで共有する土台」を作り、Web2.0が「つながる楽しさ」を広げたのに対し、Web3.0は「自由で個人が主役のインターネット」を目指しています。まだ未成熟な部分もありますが、分散型の考え方がこれからの社会をどう変えていくのか、ぜひ注目してみてください!
「ここがもっと知りたい!」というポイントがあれば、ぜひコメントしてくださいね!